ドレフォンとは
ドレフォンは米国のダートで活躍した馬です。
主な勝ち鞍はこちら
特にBCスプリントを取ったことで、米国の一流スプリンターとして認められました。
2018年に社台スタリオンステーションで供用され、初年度産駒(2019年産)から重賞馬が出るなど現在活躍中。
そんなドレフォンについて今日はお話しして行きます。
ドレフォンの血統
まずは血統から見てみましょう。
父Gio Pontiはストームキャット系の種牡馬でありAlydarの血を含んでいる、まさに米国血統という馬。
母Eitimaasの血統もGhostzapperを父に持ったりするなど、ここも半分は米国血統で構成されています。
しかし、この母の部分は少し違います。
特に三代母のSue Warnerの血統です。
ここに柔らかく&粘り強い血統を詰め込んでいるのです。(主にForli、 Habitat、 Princely Gift)
ドレフォン産駒が芝のレースも走るのは、ここの影響が大きいと思います。
血統のまとめ
簡単にまとめると
- 父はバリバリの米国血統
- 母も半分は米国血統。しかし、残りの半分には柔らかい芝要素を持っている
- ドレフォン産駒が芝もこなすのはこの母母の部分が大きい。
ドレフォン産駒の傾向
ではドレフォン産駒の傾向はどうなのでしょうか?
現状、ドレフォン産駒を獲得賞金トップ5はこちら
1位ジオグリフ 札幌2歳S1着 (母父キンカメ)
2位カワキタレブリー 白梅賞1着 デイリー杯2S3着(母父ディープ)
3位コンシリエーレ カトレアS1着 (母父Spanish Steps)
4位ペプチドヤマト ダート戦2連勝 (母父コロナドズクエスト)
5位ウナギノボリ サウジRC4着(母父サンデー)
これを見ると傾向がはっきりしますね。
- 黄色のマーカーを引いている馬は母父が芝向き。
いわゆる主流血統と言われるもので、
その血を含んでいる馬は芝のマイルくらいの距離適正に出やすいです。
- 青色のマーカーを引いてる馬の母父は、明らかにダート血統。
この血を含んでいるとダートのレースで力を発揮してくれます。
ただし注意が必要
これは2022年2月時点での傾向です。
現時点で一番賞金を稼いでいるのは芝で結果を出しているジオグリフですが、
これだけで芝が本質と思ってはいけません。
むしろ僕はドレフォンはダートが本質だと思っています。
なぜなら米国血統は完成が早く、若駒のころはスピードで押し切って芝のレースで勝ち切ってしまうことが多いからです。
これはドレフォンに限ったことではなく、様々な米国血統(ストームキャット系に多い)にあることです。
おそらく、これからダートでの勝ち鞍がメインなってくると思います。
(現時点でもダートの勝ち鞍が芝よりもかなり多くなっている)
一口出資するなら
一口出資するのであれば
ノーザン系クラブなら母父ディープ・キンカメを狙いたいと思います。
社台スタリオンステーションで供用されているので、日高系のクラブにはあまり馬が回っていない印象です。
ですのでこれから2年くらいは、ジオグリフのように芝重賞を狙うような馬に出資していけば良いと思います。
もし芝がダメでもダートで潰しが効くという、
安心感を持って出資できるというのも強みかもしれません。
まとめ
ドレフォンは社台グループが気合を入れて米国から輸入した素晴らしい種牡馬です。
おそらくダート路線でも覇権を取ろうとしているのだと思います。
馬券的な立場だと芝→ダート替わり
一口馬主の立場だと、芝ダート兼用ということは勝ち上がれなくても地方からの復帰を狙うことができます。
一頭出資しておくと、楽しめる種牡馬かなと思います。
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